役の特性

【三麻の授業】《初級其の25・攻撃編》 役 七対子(チートイツ)について

七対子は名前の通り、対子=同じ牌のペアを7つ集めることで役がつく特殊なアガリ形になります。

手がバラバラの配牌からでも対子が3つ、4つとなってくると狙えることができドラが乗る時は自然と2枚ずつ乗るため高打点も狙いやすくなります。


私自身も混一や清一についでとても好きな役で、バラバラの配牌で普通はアガリを諦めたくなるような状態から七対子の高打点アガリを作るのがとても得意です。三麻では牌の種類が少ない分、対子ができやすく七対子を使いこなすのは三麻で勝ち抜くのには必須の役の一つとなっております。


 是非最後までご覧ください!

【役】 七対子(チートイツ)について 重要度★★★★

前述の通り、三麻において七対子は四麻と比較しても若干出現度が高くなり、高打点のアガリだけではなく相手のアガリを防ぐ「かわし手」としても使用したりと幅広く使えます。


七対子を使いこなせるかどうかで局面が大きく変わり、何十戦も何百戦もすると差が大きく開くことは想像に難くないと思います。


そんな七対子の特徴を挙げていきます。

  1. ドラを集めて高打点にしやすい
  2. 待ちが自由自在
  3. バラバラの配牌からでもアガれる可能性がある
  4. 鳴けない
  5. 単騎待ちにしかならない

それでは解説していきます。

1 ドラを集めて高打点にしやすい   メリット★★★★

普通の面子手(4面子1雀頭の形)を狙う場合、両面を大事にしながら面子を作っていくのでドラが合っても隣の牌などが全くこず、使えないため捨てることになるのも多々あります。

しかし七対子の場合は、同じ牌が2枚あれば使えるのでドラを大事に抱え手を進め、最後まで1枚残ってしまってもドラの単騎待ちにすることもできます。


また、リーチを打ってアガれば裏ドラを乗せるチャンス。表ドラがなかったとしても、リーチしてツモり、裏ドラが乗れば、「リーチ、ツモ、七対子、裏ドラ2枚」で跳満になっちゃいます。

七対子をアガって裏ドラものりました
七対子をアガって更に裏ドラも乗っけて親倍満になりました。(雀魂より)

これがあるから七対子リーチはやめれません。

2 待ちが自由自在   メリット★★★★

七対子をテンパイしている時は6つの対子状態で1枚だけ持っている牌を待ちとします。その1枚の牌を変えることで好きな待ちに自由に変えることができます。

字牌待ちや一萬 ミニ九萬 ミニ待ちにすると他家もその牌を使えない確率が高いので簡単に捨ててくれたりするので狙い目となります。


上級者になると字牌を簡単に捨ててくれなくなりますが、その場合でも相手の捨て牌から相手の手牌を読んだり、そこから更に山にある牌をある程度読めるようになると数牌でも待ち頃の牌を選べるようになります。

そうなると簡単にアガリを拾えるようになっていきます。

また、ルールによっては抜きドラである北 ミニ待ちにすることもでき、相手が抜きドラをした瞬間、「ロン!」という気持ちいいアガリをすることもできちゃいます。あんまりすると嫌われるので注意してください笑

抜きドラに関しては以下の記事をご覧ください。

【メチャクチャわかりやすい三麻のルール】 北風牌の扱い・抜きドラについて 今回は、三麻独自のルールである北風牌の扱いと抜きドラについて解説いたします 「北」の牌の扱いは、同じ三麻でもゲームや個人...

3 バラバラの配牌からでもアガれる可能性がある  メリット★★★

三麻はアガリの乱打戦になることも珍しくなく、振り込まなくても相手のアガリにより大きく差を広げられることも多々あります。そのため、配牌からアガリを諦めていては相手にアガリを譲るようなもので損でしかありません。

下記の写真をご覧ください。

ひどい配牌だけど…
ひどい配牌ですが…(雀魂より)

東1の始まり、南家です。どらもなくアガリの厳しい配牌。これは三対子あり、守備用に字牌などを抱えながら七対子を目指します。決して一萬 ミニなどから捨ててはいけません。

この配牌から、七対子を目指した結果

値千金のあがり
なんとかアガることができました(雀魂より)

ひどい配牌でもアガリを拾えると大きな結果の違いを生み、成績に確実に良い影響を与えます。

ただし、ドラもない七対子で親リーチなどに無謀に攻めては絶対に駄目ですよ!

4 鳴けない   デメリット★★★

当然ながら七対子のアガリは面前のみ、鳴くことができません。そのため、手が進まない時は本当に進まない。テンパイさえ出来たたらなんとかなるのに、何回ツモってもそのテンパイに全く近づけないということも。

連チャンしたい大事な親のときにそんな状態だと、あっさりと親を流してしまう…ということにもなりかねません。


テンパイにする確率を上げるためには、相手の捨て牌から相手の手牌を読み、自分の手牌など他の見えている牌から山にある牌をある程度読めるようにする「山読み」の技術が必要です。

初心者のうちは「山読み」はできなくて当然です。まずはその他の技術を身に着けましょう。

5 単騎待ちにしかならない   デメリット★★

七対子はどう頑張っても単騎待ちにしかなりません(4枚使いの七対子ありのルールは別)。

単騎待ちはどんなに多くても残り3枚。両面待ちは最大8枚あります。


七対子で先制リーチしても、親から両面リーチで追いかけられて放銃というのも覚悟しなければいけません。

また、字牌待ちの七対子でリーチしたものの、相手がその字牌を暗刻で持っていて山にもうない状態で追っかけリーチされて放銃し、手を開けられて事実を知って肩を落とすなんてことも。


もちろん上のようなことを全て読んで回避するのは不可能ですが、少しでも上記を防ぐために、待ちにする牌は慎重に選ばなければなりません。

七対子のまとめについて

七対子はご覧いただいたように攻守に優れた素晴らしい役だということを分かっていただけたと思います。ただ、デメリットとして記載したように扱いは難しく、非常に癖のある役だと言えます。

是非、この記事を機に七対子の技術を磨いていただき、三麻のトッププレイヤーを目指してほしいと思います。

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このブログの他にも、三人麻雀オンラインゲーム「雀魂」をプレイしたときの牌譜から勉強になりそうなものをピックアップして記事を書いています。
一打ごとの選択理由など細かく記載していますので、初・中級者の方にとっては貴重な記事になるはずです。
有料のものもありますが缶ジュース程度の金額ですので、強くなりたい方は是非覗いてみてください!

https://note.com/sanma_school