役の特性

【三麻の授業】《初級其の19・攻撃編》 役:リーチについて 前半

役の説明を順番にします!

 初級ですが再度、攻撃編に戻ってきました。今回から何個か、役について順番に解説します。

 初回である今回はまず、一番重要な「リーチ」について解説します。ただし、リーチについては重要なだけあって解説が長くなるので、前編・後編に分けます。


 役ごとに攻撃面で効果的とか、守備面で効果的等の特性があります。単純に役の条件と翻数(役数)を覚えるのも大事ですが、初級者を脱出するためにも、役ごとの戦術的な特性を覚えましょう。

 ただし、役の基本的な条件は必要がある時を除いて、いちいち書きませんので、単純に役の条件などの一覧を見たい方はこちら↓↓↓

役一覧
【三麻の授業】 麻雀役の一覧三人麻雀の役の一覧です。ローカルルールは基本的には記載しておりません。三人麻雀のコツ・戦術なども書いてるので見てください!...

【役】リーチ について   重要度★★★★★★

 みなさんリーチは好きですか?リーチと言えば、自分が面前で聴牌したときの場面を思い浮かべるとテンションがあがりますよね。私もリーチは大好きです。


 リーチは、数ある役の中で「リーチ」ということで他家に聴牌であることを宣言することが条件という、特殊でありつつも頻度の高い常用的な役だとも言えます。

 まずはリーチの特徴を記載してみます。

  1. 他家に聴牌であることを知られる
  2. 面前でさえあれば確実に1役増える
  3. 一発や裏ドラが対象になる
  4. アガるか、放銃するか、流局するまでツモ切り
  5. 他家が捨てたアガリ牌でもフリテン扱いになる

それではこの特徴ごとに、三麻にどう影響するのか、そこから戦術面でどう考えるべきか解説していきます!

1 他家に聴牌であることを知られる   メリット★★&デメリット★★★

 これについては、初級者の内はデメリットとしか思えないかと思います。せっかく聴牌したのに、相手に聴牌を教えてしまうことによって、アタリ牌を捨ててもらいにくくなるからですよね。確かにこれはリーチの中で大きなデメリットになります。


 このデメリットを理由に、リーチを掛けれるが戦略的にリーチをしないという選択が必要な状況も確かにありますが、初級者の方は使い分けが難しいので掛けれるなら無条件でリーチしていいと思います。それぐらいリーチは強いです。


 相手に聴牌を知らせることによるメリットは、相手がリーチによってオリようとして真っすぐ手を進めることができなくなることです。もちろん完全にオリなくても、牌効率上できれば残した方がいい牌でも、リーチが掛けられたことにより安全度を重視してその牌を捨ててしまうこともありえます。それによって聴牌を逃してくれれば儲けものです。


 特に親のリーチは強いです。子の1.5倍の点数があるので、親のリーチには子は簡単には逆らえません。


 しかし、相手によってはリーチに関係なく攻め込んでくることももちろんあります。相手が親や点数的になどの状況面で攻めてくることもあれば、単純に相手が攻める傾向が強い攻撃的プレイヤーの可能性があります。


 時には、アガる見込みがなくとも相手を押さえつけるために、戦略的にリーチを掛けることもあります。その場合、上記のように相手がどっちにしろ攻めてくる可能性が高い場合はメリットが薄くなります。


 また、アガリ連荘といって、親の時にアガらないと連荘できないルールであれば、相手に聴牌を知られたことにより、アタリ牌も止められて流局したことにより大事な親番を流すことにもなります。ですのでアガリ連荘のルールの場合は、リーチのデメリットが若干あがります。あくまでアガリ連荘以外のルールと比べて若干デメリットが強くなるだけですので、基本リーチを控えた方がいいという意味ではありません。


 相手に聴牌を知らせることのメリットを活かしてリーチを掛ける場面については、ゆくゆくは中級編で解説したいと思いますので、楽しみにしていてください!

2 面前でさえあれば確実に1役増える   メリット★★★★

 これは分かりやすいメリットですね。面前でさえあれば、他の役がなくとも「リーチ」という役がつきます。

 また、リーチする前に1翻であれば2翻になり、子であれば1,000点から2,000点へ、親であれば1,500点(1,000点未満切り上げのルールだと2,000点)から2,900点(1,000点未満切り上げのルールだと3,000点)へとほぼ倍になります。

また、4翻までは以下の通りになります。点数は1,000点未満切り上げのルールの点数を記載します。

リーチ前の翻数リーチする前リーチした後
2,000点3,000点
3,000点6,000点
6,000点12,000点
リーチ前の翻数リーチする前リーチした後
1,000点2,000点
2,000点4,000点
4,000点8,000点

 4翻の満貫までは、1翻増えるごとに点数が倍になるので点数効率がいいです。しかし、4翻から5翻にあがっても満貫のままですし、跳満になっても1.5倍しかあがりません。

 そのため、満貫以上ではリーチで1役(翻)あがることのメリットは比較的小さくなります。


 リーチについての前半は以上となります。

 三人麻雀においても大事なリーチの特性を覚え、技術向上に役立ててもらえれば幸いです。

後編はこちら↓

【三麻の授業】《初級其の20・攻撃編》 役 リーチについて 後編前回の続きで、リーチについての特性を解説していきます。メリットとデメリットを理解し、リーチを最大限活かせるようになってもらえたらと思います。...
noteを書いています

このブログの他にも、三人麻雀オンラインゲーム「雀魂」をプレイしたときの牌譜から勉強になりそうなものをピックアップして記事を書いています。
一打ごとの選択理由など細かく記載していますので、初・中級者の方にとっては貴重な記事になるはずです。
有料のものもありますが缶ジュース程度の金額ですので、強くなりたい方は是非覗いてみてください!

https://note.com/sanma_school