塔子の牌効率、牌毎の牌効率を見てきました。
塔子の牌効率はこちら↓
牌ごとの価値についてはこちら↓
続いては3枚以上の牌からできる形、「複合形」を覚えましょう。
複合形を覚えよう
今回は何を切ったら牌効率がいいかというよりは、
牌効率が分かるようになるために、よくある形のそれぞれの受け入れ枚数を見ていく。
その時点の受け入れ枚数と、関連牌が来ることによる変化を解説していきます。
簡単なものから覚えていきましょう。
3枚形
まずは3枚形から見ていきましょう!
1.両面+飛んで1枚
両面と余剰牌と思って簡単にを切ってはダメです。
が来ての両面×2もありますが、が来ると、下の4枚形で書いている超超絶優秀な「四連形」になります。
2.両面+1枚or対子+1枚
これも両面と余剰牌と思い簡単にを切ってはダメです。
が来れば下の4枚形で書いている超優秀な「両面+対子」になります。
またが来れば下の4の優秀な「暗刻+隣1枚」に、が来れば超絶優秀な「中膨れ」になります。
3.両嵌形
の嵌張受けとの嵌張受けがありますね。
これもよく出る形です。
聴牌した時に「筋引っ掛け」リーチをできるというメリットもあります。
「筋引っ掛け」に関しては別の授業で後述とさせていただきます。
4枚形
- 四連形 面子+1枚or両面+両面 超超絶優秀!! SSランク
- 中膨れ(ぶくれ) 面子+1枚or両面+両面 超絶優秀! Sランク
- 亜両面 面子+1枚or両面+対子(頭) 超優秀! Aランク
- 暗刻+隣1枚 暗刻+1枚or両面+対子(頭) 優秀 Bランク
- 暗刻+飛んで1枚 暗刻+1枚or嵌張+対子(頭) 少し優秀 B’ランク
- 両面+飛んで対子 両面+対子(頭) 普通 Cランク
- 嵌張+隣の対子 嵌張+対子(頭) まあ普通 C’ランク
- 両面+嵌張 両面+嵌張 苦しい Dランク
それでは例を見つつ順番に見ていきましょう。
1.四連形
例
四連形は超超絶優秀です。
+の両面2つとも見れるし、面子+もしくは面子+と見ると、
もう一枚もしくはが来ることによって面子+対子(頭)としてみることができます。
この形が最後に残って聴牌形になると「ノベタン」と言いますね。
更にやが来ても面子+嵌張となります。
とが来ると嬉しい3面張(3面待ち)になります。
面子と余剰牌と思って簡単にを切らないようにしましょう。
受け入れををまとめると~の8種28枚で面子+塔子となります。
ただし、その内両面以上の良形が残る受け入れはの4種14枚。
2.中膨れ
例
中膨れも超絶優秀です。
四連形と同じように、+の両面2つとも見れます。
しかし面子+と見ることができますが、残り2枚のが来ないと面子+対子(頭)にはなりません。
3面張にはすぐなれませんが、一応、2段階変化をする可能性があります。
まずが来るととなり、次にが来るとを捨てれば、となり3面張になります。
が来た後にが来ても少し嬉しい形になりますが、5枚形のところで記述させていただきます。
受け入れををまとめると~の5種16牌で面子+塔子となります。
ただし良形が残る受け入れは1種2牌を引いた4種14枚
3.亜両面
例
この形も中々優秀でよく出る形です。
この形はそのまま両面+頭と見るもいいし、面子+孤立牌とも見れます。
例の形で言えば孤立牌にかがくっつけば両面に、かがくっつけば嵌張ができます。
が来た場合は、の暗刻と受けの両面と見れますが、自分でを3枚使っているのであまり優秀な形とは言えません。
受け入れをまとめると、~の6種20枚。ただし良形が残る受け入れは~の3種9枚。
4.暗刻+隣1枚
例
この形も優秀で、暗刻+1枚と見れば、
例でいうと、がくれば暗刻+対子(頭)になりますし、が来ると嵌張+暗刻になります。
そしての対子+両面とも見れます。
この形で聴牌まで残れば非常に優秀な3面張となります。
可能性は少ないが残り1枚のが来ると暗刻+両面となり、2つの面子候補としてカウントできます。
受け入れをまとめると、~の5種16枚。ただし良形が残る受け入れはの2種5枚。
5.暗刻+飛んで1枚
例
4の形に似ていますが、暗刻にくっついた牌がもう1枚分離れていますね。
暗刻+対子(頭)候補としては変わりません。
が来れば嵌張+暗刻、対子+嵌張と見ればの受け入れがあります。
これも聴牌まで残っていると両面とほぼ同じでいい待ちになります。
受け入れをまとめると、~の5種16枚。
ただし良形が残る受け入れはの1種4枚。
6.両面+飛んで対子
例
これは、このままだと単純に両面と対子(頭)として見ますが、複合形への変化が見込めます。
が来ると1の四連形になりますね。
また手牌が進行する受け入れはの3種10枚のみですが、が来て両面の受けが、が来ると嵌張の受けが増えます。
また見逃してはならないのは、が来るとの二度受けができます。
ただ二度受けは効率が悪いので、他に塔子があればそちらを優先します。
7.嵌張+隣の対子
例
これも単純に嵌張と対子(頭)として見ますが複合形への変化が見込めます。
が来ると四連形に、が来ると中膨れになります。
が来ると嵌張+暗刻になるし、暗刻と隣の1枚もできる。
が来るとの2度受け両面ができる。だとの両面ができます。
8.両面+嵌張
例
例の形だと、の嵌張との両面とが2度受けとなる。
が来ると暗刻+1枚、暗刻+飛んで1枚となる。
が来るとの両面待ちができる。
が来るとこれも同じ両面の二度受けとなる。
変化しないと形も悪く、しかし変化しても2度受けが多く効率がわるい。
基本的には他の塔子があるなら、と切っていく方がいいことが多い。
まとめ
- 3枚形に関して 両面+1枚の1枚は簡単に切らないように。両嵌張も頻出します。
- 4枚形に関して 四連形、中膨れ、亜両面も良く出るしとても優秀な形です。絶対に見逃さないようにしましょう。
- 4枚形に関して2 他の形も良く出るので覚えましょう。
- 暗刻+隣の1枚も、両面+対子としても見るなど、牌を分解して見れるようになりましょう。
- とりあえず繰り返し実戦で意識しながら、この形をさばいていきましょう。
続いては、5枚以上の牌効率です。是非ご覧ください!ありがとうございました!
このブログの他にも、三人麻雀オンラインゲーム「雀魂」をプレイしたときの牌譜から勉強になりそうなものをピックアップして記事を書いています。
一打ごとの選択理由など細かく記載していますので、初・中級者の方にとっては貴重な記事になるはずです。
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