牌効率を覚えることの重要性は今こちらの記事で述べました↓↓↓
しかし、「牌効率の重要性を知ること」も三麻を上達させていく上で非常に重要なことなので、しつこいぐらい言います。
四麻でも非常に大事な『牌効率』ですが、三麻では特に、1度の選択ミスが本当に「大きな点数を得るはずが振り込みにより大きな失点」という可能性が非常に起きえやすいと言えます。
他家より少しでも早く聴牌する確率を極力最大限に高める技術、『牌効率』を習得することは強くなる上での絶対条件なのです。
牌効率をマスターしよう
ただし、牌効率はあくまで手法の一つです。牌効率だけを極めるあまり、1,000点や2,000点クラスばっかりアガっても、跳満、倍満で簡単に逆転されてしまいます。時には打点上昇も優先させつつ、時には牌効率最優先、という風に状況によって使い分ける必要があります。
それができるようになるためにも、手法の一つとして牌効率は絶対にマスターするべきものです。牌効率は形を勉強して覚えていくしかありません。しっかりと内容を理解し、マスターしていきましょう。
また、牌効率は「聴牌までの効率」ですが、聴牌した後にアガれないと得点にはなりません。ですので聴牌した後にアガれる確率を上げるようにするのも重要です。つまり、聴牌時に両面以上の良形で聴牌する確率を上げるわけです。ここでも牌効率を応用することができると思います。
ですが、「聴牌している」と「聴牌していない」でも十分差が生まれますので、初心者の方はまずは聴牌までの効率を高める技術「牌効率」からマスターしてください。ただ良形で聴牌するコツも「牌効率」枠で触れる程度に載せたいと思います。
牌効率の基本 塔子(ターツ)の形
上がるためには面子を完成していかなければなりません(七対子、国士無双等を除く)。そのためには面子完成に1枚足らない形である塔子(ターツ)の種類を覚え、それぞれの形の強さを理解しましょう。早速、塔子の形を見ていきましょう。
①両面(リャンメン) 例4筒、5筒と持っているときは3筒、6筒がくると面子が完成
②嵌張(カンチャン) 例4筒、6筒と持っているときは5筒がくると面子が完成
③辺張(ペンチャン) 例1筒、2筒と持っているときは3筒がくると面子が完成
④対子(トイツ) 例4筒、4筒と持っているときは4がくると面子が完成
塔子は基本この4種類からなり、複数牌がからむことにより複合します。
それについては後で説明しますが、まずは基本4つの塔子の強さを説明していきます。
①両面は例の様に面子完成のための必要牌が2種類あり、牌は1種類につき4枚なので、必要牌は2種類×4枚=8枚あることになります。
②嵌張は必要牌が1種類であり4枚になります。ただし例の場合、3筒か7筒がくると両面に変化します。また、2筒か8筒がくると、246もしくは468となり、嵌張が増えて必要牌が増えて受けが広くなります。
③辺張は必要牌が1種類であり4枚になります。ただし例の場合、4筒がきて1筒を捨てると嵌張に変化します。
④対子は必要牌が1種類ですが、その内2枚使っているので残り2枚になります。
ただし例の場合、3筒か5筒がくると344、445となり両面を含む形になります。
2筒か6筒がくると244、446となり嵌張を含む形になります。
しかし端に近い牌の対子には変化が片側のみとなります。
例として、1筒1筒であれば2か3筒でのみ塔子のまま変化します。
字牌の対子にはこのような変化はありません。
また対子は頭にするという選択肢もあるため、対子が2つあるときは、片方を頭、もう片方を面子候補とも見れるので、残りの2種類4枚どれが来てもいい形になります。
特に聴牌形がこれだと双碰(シャンポンもしくはシャボ)待ちと言います。
形の強さの順番をざっと表すとこうなります。
両面>>嵌張>辺張>対子 ※ただし対子は、上記のように、牌により変化の幅が変わるので、巡目が早くて3~7の牌だと辺張以上の価値があることも
というわけて、塔子の中で強いのは受けが多い両面になります。
続いて嵌張ですが、受けの同じ辺張との差は変化して両面になる可能性があるということです。
そして対子は、面子になるための枚数が2枚と1番弱くなりますが、あたまとして使えること、数牌であれば変化すること、ポンができることと、いろんな可能性を秘めているものになります。
ですので、両面とそれ以外の塔子をどちらか落とすときは、基本は両面を選んで…という風になりますが、もちろん、が4枚切れているときのの両面待ちは価値が下がっているので、別の塔子を残すということも必要になります。
あくまで形の基本として覚えましょう。
牌効率の番外編 聴牌形
上記で塔子を学んだので、聴牌時の形も覚えてもらいます。牌効率は聴牌までの話なので、番外編とさせていただきました。
後々の都合上、ここに記述させていただきます。
基本は塔子のところと一緒の部分があります。後は複数の牌の組み合わせによって起こる「複合形」です。
また塔子のところと考え方が違うのは、聴牌していれば受け入れ牌(=当り牌)を「ロン」できるため、相手が使いにくくて出しやすい待ちの方が強いことである。
それも踏まえ基本のところを中心に見ていきましょう。
①両面待ち
②嵌張待ち
③辺張待ち
④シャンポン(シャボ)待ち
⑤単騎(頭)待ち
⑥例外 国士無双(十三面待ちを除く)⑤と一緒で1種類待ちになるが少し違う
聴牌計は上のどれか、もしくは上の複合形である。①②③は塔子のところと一緒なので、それ以外を順番に見ていきましょう。
④シャンポン待ち
待ち
対子を面子にさせるには2枚しか受け入れがないが、上の方で説明した通り、2つ対子があり片方を面子にし片方を頭とする場合は両方の受け入れをカウントできるため4枚となる。
なのでシャンポン待ちは2種類4枚の待ちになる。
⑤単騎(頭)待ち
待ち
頭がない形ですね。4面子先に完成しており、残りの牌と同じ牌1枚が来てアガりとなります。
ですので、1種3枚の待ちとなります。また七対子の待ちも同じく単騎待ちとなります。
⑥国士無双(13面待ちを除く)
待ち
国士無双の場合は、⑤単騎待ちと同じ1種類待ちですが、頭待ちではないので4枚の待ちとなります。
念のため⑤と別記にさせていただきました。
⑥は置いといて、①~⑤の比較をしてみます。
両面待ち>>嵌張待ち≒辺張待ち≒シャンポン待ち>単騎待ち
上記が待ちの良さになります。
厳密には、嵌張、シャンポンや単騎でも何の牌が待ちになるかでも強さは変わります。
相手が使いにくい牌が待ちとしては強くなります。
456の真ん中よりも、28や19、字牌のように端に近い牌の方が、相手にとっても使いにくく、良い待ちとなります。
ただこの辺りは牌効率とは違うカテゴリーになってくるので、後々書いていきたいと思います。
まとめ
- 牌効率は超重要
- しかし、牌効率はあくまで手法の一つであり常に優先させるとは限らない。
- 塔子の強さは変化も見越して両面>>嵌張>辺張>対子(※ただし牌の種類により変わる)
- 基本の聴牌形の強さは両面待ち>>嵌張待ち≒辺張待ち≒シャンポン待ち>単騎待ち(※ただし牌の種類により変わる)
- 当り牌は真ん中より端っこ
続いて、牌1枚毎の牌効率について解説した記事です↓
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一打ごとの選択理由など細かく記載していますので、初・中級者の方にとっては貴重な記事になるはずです。
有料のものもありますが缶ジュース程度の金額ですので、強くなりたい方は是非覗いてみてください!