前回は面子完成の一歩手前であり、牌を2枚使った『塔子』について勉強しました。
塔子についての牌効率の記事はこちら↓
次は牌ごと1枚1枚の牌効率を見ていきます。
牌ごとの形の強さを覚えよう
次の場合皆さんは何を切りますか?
一応状況設定するなら、ドラは全て切られている字牌で、東1局とします。
後、有効牌1枚で聴牌するイーシャンテンですね。
単純に牌効率でいうとが正解となります。
流石にこれはわかるという人も多いかもしれませんが、理屈で説明できないと応用が利きません。
ではそれはなぜか見ていきましょう。
孤立牌であるに関連牌が「くっつけ」ばいいので、それぞれの牌の比較になります。
はが来ると辺張待ち、がもう一枚くるとシャンポン待ち、
だと両面待ち、だと嵌張待ちと、
4種15枚(は自分で1枚使っているため)の受け入れがあります。
ちなみにこういった、受け入れの種類と枚数の計算はできるようになりましょう。
次にはとで嵌張待ち、とで両面待ち、
でシャンポン待ちと、5種19枚の受け入れがあります。
最後には、で嵌張待ち、で辺張待ち、
でシャンポン待ちと、3種11枚の受け入れです。
牌効率でいうと受け入れ枚数が多いものから残し、
1番少ないものから切れば良いので、を切るのが正解となります。
ちなみに字牌や三麻におけるの場合は、同じ牌しか受け入れがないため、1種3牌となります。
続いて、応用させるために、数字ごとに見ていきましょう。(当然、筒子や索子に限らず数字毎の牌効率は同じです。)
3~7>2,8>1,9≫字牌(一九萬を含む)
3~7の受け入れ枚数が多く、更に両面になる受け入れがその牌の両隣2種4枚あります。
牌効率をもとに切る孤立牌を選ぶときは、3~7を優先的に残し、
次に2,8、更に1,9となり字牌は優先的に切るべきとわかりました。
筋牌は有効牌がかぶっている
まず筋牌とは1と4、4と7、2と5…みたに両面の待ちになりえる組み合わせです。
次の場合は何を切りますか?
先ほどのがに変わった手牌ですね。
前述の理屈でいくと、19牌であるかが選択肢になりますが、
どちらでもいいのかというとそうではありません。
の有効牌はです。
の有効牌はです。
の部分が被っていますね。これでは効率が悪いです。
そのためこの場合はを切ります。
筋牌同士は間の牌が有効牌として被ってしまいます。
それなら受け入れの少ない1,9に近い方を切るべきとなるのです。
まとめ
・受け入れ枚数の種類と枚数を計算できるようになりましょう。
・孤立牌の重要性は 3~7>2,8>1,9≫字牌(一九萬を含む)
・筋牌の有効牌は被っている
1枚ごとの牌効率を学んできました。続いて、少し複雑になっていきます。
次の記事は、3枚形・4枚形の牌効率です。是非ご覧ください!
このブログの他にも、三人麻雀オンラインゲーム「雀魂」をプレイしたときの牌譜から勉強になりそうなものをピックアップして記事を書いています。
一打ごとの選択理由など細かく記載していますので、初・中級者の方にとっては貴重な記事になるはずです。
有料のものもありますが缶ジュース程度の金額ですので、強くなりたい方は是非覗いてみてください!