前半でイーシャンテンから聴牌に移行することの重要さと大変さを理解していただいたかと思います。
前半の記事はこちらです↓↓↓
後半の今回はイーシャンテンから聴牌に移行する確率が高くなる選択肢を取れるように、イーシャンテンの形を覚えていただきます。
イーシャンテンの種類
A 未完成塔子+未完成塔子
2面子と頭が完成しており、塔子である両面+両面のイーシャンテンですね。
受け入れは4種16枚。
両方、未完成塔子であり、入った方が面子になってもう片方が待ちになりますよね。両面が嵌張などに代わっても同じパターンのくくりと言えます。
前回学んだ完全イーシャンテンも同じです。
がに替わると完全イーシャンテンになって、受入れ枚数は6種20枚になります。未完成塔子両方に両面が含まれる場合、どの受け入れが入っても両面待ち以上の良形リーチが打てます。
B くっつきのイーシャンテン
3面子と頭が完成しており、塔子がなくて後は孤立牌です。孤立牌であるとに関連牌が「くっつけ」ば聴牌するのでくっつきのイーシャンテンといいます。
受け入れは~5種と~5種との合わせて11種40枚です。
上の完全イーシャンテンより受け入れがかなり広く、倍有りますね。
しかし、聴牌時に両面になる受け入れはの4種16枚のみである。残りの7種24枚は嵌張かシャンポンか単騎待ちの悪形待ちになります。
C ヘッドレスイーシャンテン
3面子完成しており頭が有りません。
後は未完成塔子ですね。
頭が無いイーシャンテンので「ヘッドレスイーシャンテン」と言います。4つ目の面子が先完成すれば単騎(頭)待ちになり、先に頭ができれば両面待ちになります。
とのどちらかが来れば、かのどちらかの単騎待ちです。
とのどちらかが来ればの両面待ちです。
とのどちらかが来れば、とののどちらかの単騎待ちです。
かのどちらかが来れば、との両面待ちとなります。
受け入れ枚数は8種28枚です。しかし、両面以上の待ちになるのは4種12枚のみです。
このように見ていけば、良形の聴牌が取れる受け入れ枚数は、Aの完全イーシャンテンが20枚で一番多く、時点で16枚のB、そしてCの12枚が一番少ない結果になりました。
一応、良形にこだわらなければ、Bのくっつきのイーシャンテンが40枚の受け入れと一番多いです。ただ三麻は四麻と比べて特に良形聴牌を目指す必要性が高いので、注意が必要です。
ABCの例の牌姿はシンプルなものになっているが、連続形などが絡めばそれぞれの受け入れ枚数は増えます。
例えば、Aの塔子の片方が三面張の場合などが有あります。
といっても受け入れが3枚増える程度です。しかしBやCに連続形など条件が絡めば、良形聴牌しやすい非常に強い形になります。
組み合わせはいくらでもあるので、全てを解説することはできませんが、オーソドックスなものをいくつか解説いたします。
それぞれの応用手牌例
B-① くっつきのイーシャンテン
Bの孤立牌の片方が四連形になった形です。
聴牌する受け入れは~~の合わせて14種49枚です。
良形待ちになる受け入れは、の7種24枚です。非常に優秀ですね。
が孤立牌でなく、四連形や中膨れでも更に受け入れは広がります。
C-① ヘッドレスイーシャンテン
索子の両面が、完成面子と重なっています。
この場合、が来れば、かのどちらかの単騎待ちになってしまいますが、どちらかがくればを捨てて、のどちらかが来ればを捨てればの両面待ちです。
かが来れば索子の両面待ちになるのはCと一緒ですね。とのどちらかが来れば、を切れば待ちのノベタン、を切れば待ちとなります(亜両面と言いますが)。
状況に応じて待ちを選べるのも強みです。
受け入れ枚数は、~~の10種37枚です。
良形待ちになる受け入れはの6種18枚となります。
C-② ヘッドレスイーシャンテン
Cの筒子の完成面子がの暗刻になりました。
これにより、先に片方の面子が出来ても、を一枚切って頭にすれば両面の良形聴牌が取れます。
これで受け入れ枚数はCと全く同じ8種28枚ですが全て良形待ちの聴牌となります。
ヘッドレスイーシャンテンで暗刻を持っていると、暗刻を頭にする選択肢もある分受け入れが広くなるのです。
まとめ
・シンプルな形で良形聴牌する受け入れは
完全イーシャンテン>くっつきイーシャンテン>ヘッドレスイーシャンテン
悪形も含めれば
くっつきイーシャンテン>ヘッドレスイーシャンテン>完全イーシャンテン
・連続形があればくっつきイーシャンテンやヘッドレスイーシャンテンの良形待ち聴牌する受け入れ、悪形も含めた聴牌する受け入れともに枚数が大きく増える。
・ヘッドレスイーシャンテンは暗刻があると、暗刻を頭にする選択肢が増える分、受入れ枚数自体は変わらなくても、良形聴牌する枚数が増える。
イーシャンテンの形を決めるのも非常に重要なものだと思います。聴牌する確率を少しでも高めるよう、形を覚えて捌けるようになってください。
牌効率はとりあえず以上となります。
続いては様々な聴牌形を解説します。そちらも是非ご覧ください!
ご覧いただきありがとうございました!
このブログの他にも、三人麻雀オンラインゲーム「雀魂」をプレイしたときの牌譜から勉強になりそうなものをピックアップして記事を書いています。
一打ごとの選択理由など細かく記載していますので、初・中級者の方にとっては貴重な記事になるはずです。
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