三麻でカンとは何なのか、どういった時にするのか、牌を横に向けたりするルールについて解説します
ポンについてはこちらの記事をどうぞ↓↓↓
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では解説していきます!
カン とは
カンとは同じ牌4枚を1つの面子として扱う槓子のこと、もしくは槓子を作る行為のことを指します
槓子には「暗槓」と「明槓」の2種類があります
簡単に違いを言うと、全部自分のツモ牌のみで同じ牌を4枚集めたのが「暗槓」で、1枚だけ他家の捨て牌を鳴いて4枚集めたのを「明槓」と言います。暗槓は、しても面前として扱えるなど大きな違いがあるので詳しく解説します。
更に明槓には「大明槓」と「小明槓」があります。小明槓は「加槓」とも言い、こちらの名称の方が良く使われます。そのため、当サイトでは加槓と記載させてします
違いは後ほど解説します
また、どちらのカンも共通して、対象の牌を全員に見せた後(「晒す」と言います)に1枚王牌からツモります。理由なども後ほどの解説で
更に、誰かがカンをした際はドラ表示牌をもう1枚めくります。つまりドラとなる牌が1種類増えます。更にリーチをすれば、そのドラ表示牌の下の牌もアガった際に裏ドラ表示牌として適用できます(カン裏と言います)。
暗槓 とは
暗槓とは自分のツモ牌のみで同じ牌を4枚集めた時だけできる槓子です。4枚自分で持っていて、自分のターンであれば「暗槓」することができます。ただし、ポンをして切る直前では槓はできません。
したい場合は次のツモ順を待ちましょう
また暗槓せずに、暗刻+残りの1枚を順子の一部として使ったり、不要ならば捨てても構いません
暗槓するもしないも、またするタイミングも戦略次第です
自分の切り番で「カン」と発声して牌を晒す
切り番とは、自分の順番中ツモった後を指します
自分のツモの順番はツモ番と言い、
ツモった後は基本的に切る(=捨てる)ので切り番と言います
自分の切り番で「カン」と発声し、該当の4枚の牌を自分の右側に全員に見えるように置きます。
晒し方は、4枚を並べ、両端だけ裏返す
晒し方は、4枚を自分の右側に並べて、両端だけ裏返します
こんな感じです
カンドラ用の表示牌をめくる
王牌に表示されているドラ表示牌の隣の牌も裏返します
すでにめくられているドラ表示牌の両側の内、嶺上牌として取るのと反対側をめくります
通常のドラと同じように、カンドラもドラとして適用されます
めくるタイミングはカンの発声が掛かったタイミングでめくります
基本的には王牌が目の前にある人がめくります
カンをする人の前に王牌がある場合は、慣れない内は他家が代わりにめくってあげてもいいかもしれません
ただし、フリー雀荘などでは目の前にある人がめくるのが原則の場合がほとんどなので、めくるのは自分の目の前に王牌がある時だけにしましょう
王牌から1枚ツモる
槓は、4枚ある牌を原則3枚組である面子として扱うことになるので手牌としては1枚少なくなります
そのため1枚補充するために王牌から1枚ツモります
王牌の内、配牌を取り始めた側から取ります
この牌を嶺上牌と言います
1枚捨てる
忘れずに1枚捨ててください
【暗槓の大きな特徴】暗槓した後でも面前扱いとなる
暗槓は他家の捨て牌を使用しているわけではないので、面前扱いです
つまりリーチが打てます
また、一盃口などの面前でしかつかない役も適用されるし、一気通貫などの喰い下がり(鳴いた際に翻数が下がる)こともありません
大明槓 とは
大明槓とは、暗刻(同じ牌を3枚)を持っている際に同じ牌を他家が捨てた際に、「カン」と発声し、晒して槓子とすることです
大明槓はメリットよりはデメリットが大きいことが多く、しないことの方がいい場合が多いです
該当の牌を相手が捨てたら「カン」と発声し宣言する
暗槓は自分の切り番で行うのに対し、大明槓は相手の捨て牌に対して行います
この辺りは「ポン」に近いですね
自分で3枚持っている牌を他家が捨てたタイミングで、「カン」と発声します
カンドラ表示牌をめくる
暗槓の際と同じようにカンドラ表示牌をめくります
カンドラをめくるタイミングは、暗槓と同じようにカンと発声が入ったタイミングでするルール(「即のり」と言います)と、牌を捨てた後にめくるルールがあります
前者はフリー雀荘ではほとんどこちらです。後者は「天鳳」というオンライン麻雀ゲームなどのルールにあります。後の加槓でも同じです。
友人達とする場合はお好みで
牌を晒す
晒し方もポンの時に似ていて、捨てた人が誰か分かるように横に向けます
左側の人が捨てたならこうです
右側なら逆で、対面の場合は真ん中の2枚どちらを横に向けても構いません
王牌から1枚ツモる
暗槓の際と同じように、王牌から1枚ツモります
牌を1枚捨てる
暗槓と同じように1枚捨てるのを忘れないようにしましょう
加槓(小明槓) とは
加槓とは、ポンした後に同じ牌をツモって来た際に、ポンで晒しているところに加えることでできます
もちろん、ポンした牌と同じ牌が手牌にある状態であればいいので、次以降のターンでも構いません
ポンした牌と同じ牌が手牌にあり、自分の切り番で「カン」と発声する
何かしらの牌をポンしていて、同じ牌が手牌にあり、自分の切り番の時に「カン」と発声します
カンドラ表示牌をめくる
カンドラ表示牌をめくりましょう
タイミングは大明槓と同じでルールにより異なります
ポンしているところに牌を加える
ポンをして既に晒しているので、ここに加えて置きます
置き方は、横にしている牌の上に置いて並べます
こんな感じです
【ポンをした時点】 ⇒【加槓したら】
王牌から1枚ツモる
暗槓の際と同じように、王牌から1枚ツモります
牌を1枚捨てる
これも同じく牌を1枚忘れずに捨てましょう
まとめ
暗槓、大明槓、加槓でそれぞれタイミングや晒し方は違いますが、動作の流れは大体一緒です
流れを以下のようにまとめます
- 「カン」と発声する
- カンドラ表示牌をめくる(ルールによっては打牌後)
- 該当の牌を晒す(加槓の場合は加える)
- 王牌から1枚ツモる
- 1枚捨てる
また、それぞれの違いを簡単にまとめました
暗槓 | 大明槓 | 加槓 | |
扱い | 面前 | 副露 | 副露 |
カンできる条件 | 4枚とも自分の ツモ牌のみ | 暗刻で持っていて 相手が切った | ポンしていて 同じ牌が手牌にある |
カンできるタイミング | 自分の切り番 | 相手が切った | 自分の切り番 |
カンドラ表示牌を めくるタイミング | 発声時 | 発声時 or 打牌後 | 発声時 or 打牌後 |
晒し方 | 4枚並べて 両端を裏返す | 捨てた人の位置に 合わせて横に向ける | ポンで横に 向けている牌の 上に加える |
以上です
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